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恐怖

恐怖っていう感情はどこから来るのだろうと考えます。

基本的にそういう感情は年代物のワインみたいな心の中の奥に
澱のように溜まっていて、それが揺らされると起きるのかなと。

例えばなんですけど、僕的に怖いと思うのは道を歩いていたら
何故か靴が揃えて脱いであったりとか、子供なんかいないはずの
会社の階段の踊り場で何故か子供がしくしく泣いていたりとか。

そういうシチュエーションを想像するとなんかすごい怖いのです。

殺人鬼に追いかけられるとかそういうわかりやすい怖さとは
また違った凄みを含んだ怖さを感じるわけです。
僕的にわかりやすい怖さというのはワインで言ったら上澄みのところ、
それはあくまで心の表層部で起きる怖さなのかなと思うわけです。

で、僕が怖いと思うものは誰もが怖いと思うわけではないだろうし、
逆も然りなわけで、仮に僕の心の中の澱を何らかの形で
表現した時点でそれは表層部のものとして入れ替わるのです。

だから本当に怖い話っていうのは、心を揺らすだけのもので、
具体的な部分は全て聞き手の想像力に委ねるべきなんじゃないかと。
僕的に昔『リング』って小説を読んだときに貞子を怖いとは思いましたが
映画化されたときに見た貞子は全く怖くありませんでした。

今回何故にこんなことを書いているかというと、今更ながら
『ひぐらしのなく頃に』というゲームをしてしまったからで。

僕はPC版でやったのですが、確かにゲーム故にずるいと思わせる
表現(目が変わるところとか)があるのですが、基本は各キャラの
立ち絵だけなので、それなりに怖いと思うところがありました。

絵はなんというか癖があったりしますけど、やってると慣れてきます。
各話序盤グダグダなところは否めませんが、後半まで我慢する価値はあります。

で、PS2版も見てみたけど、こっちは絵が綺麗になってるけど、
逆にここはというところで怖がってくださいと言わんばかりの
一枚絵が挿入されたりするので逆に僕としては興ざめというか、
イマイチかなあと思いました。

まあ、PS2版のほうがゆとり世代用なのでスキップ等のテンポは良いです。

ちなみにPC版はいわゆる同人ソフトなのですが、作者サイトから
体験版として『鬼隠し編』が無償でダウンロードできるので、
興味を持った方はやってみるとよいです。
http://07th-expansion.net/Soft/Higurasi.htm

# 推理形式になっているのだけど、実際納得できるのは
# 『綿流し編』とその解にあたる『目明し編』だけで、
# あとは微妙にファンタジーが混じるので、理屈で推理すると
# 拍子抜けしてしまうかもしれません。

ひぐらしのなく頃に祭(通常版)
アルケミスト
発売日:2007-02-22
おすすめ度:3.5

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2007年05月24日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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