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感傷と感動

又聞き的な引用になりますが、山田洋次監督の言葉に
「感動は描いてもいいけど感傷はダメ」というのがあるそうです。

これについては確かにそうかもなと思います。

で、知ったのは森田宏幸氏のブログなんですが、更に引用してしまうと
> 現実に負けて流す涙が感傷、現実に挑んで流す涙が感動です。
> 感傷は人を弱くする、感動は人を奮い立たせる。
といった感じで書かれていました。

後者の引用は山田監督のものかはわかりませんが、
言葉の問題だけど、僕としてはちょっと違和感があったりします。

感傷っていうのはその人の経験に頼る表現で、
感動っていうのはその作品による表現だからじゃないかなと。
山田監督はそれを言いたいのじゃないかと。

たとえばですね、「おもいではおっくせんまん」っていう
ロックマンの曲に歌詞つけてアニメにしたものがあるのです。
http://www.youtube.com/watch?v=ed-tY5AJGw0

これ見て何となく切なくなり、泣きたくなるような気持ちになるのは
感動じゃなくて感傷じゃないかなと思うわけです。
つまり、これは感動の超大作じゃないと思うのです。
いわゆるノスタルジーってやつです。

そして、これを見て感傷的になるのは現実に負けてるからかって言ったら
決してそういうわけじゃなく、過去の経験や思いを揺り動かされて
起きているだけであり、感傷の無い人間というのがいるのだとしたら
ただ単につまらない人生を送ってきた人なだけの気がします。

もちろん懐古だけしててもしょうがないわけで、感傷に浸っていることは
人を弱くするっていうことには繋がるかもしれません。

今回何が言いたいかというと、ニコニコ動画のカテゴリタグで
「おっさんホイホイ」っていうのがあるのです。
昭和の歌やら80年代のアニメのOPやらがてんこ盛りで、
僕はここ最近ホイホイされっぱなしなわけです。

これは懐かしい! と思ってみるとホイホイタグがあるわけで。
どんだけ僕を釣れば気が済むんですかと言いたくなるわけで。

ノスタルジー最高。
これこそ人生を長く生きてきた人の特権です。

森田氏はこれがわかってないんだろうなと「ぼくらの」の
アニメ版を見て思ってしまいました。

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2007年06月20日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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